ステップアップ講演会出席
2015.05.24
歯科材料大手GC社の学術講演会に出席してまいりました。
JPタワーホール＆カンファレンスにて
メインテーマは「基礎資料から読み取る治療計画立案の手がかり」です。
講師は、東京都港区開業鷹岡歯科医院院長 鷹岡竜一先生です。ご
過去の症例から、患者さんの既往歴・現症・未来の食生活など様々な環境による治療法の立案についての講演でした。
診断時の情報取集
レントゲン写真（デンタル・パノラマ・CT）・スタディーモデル・口腔内写真・プロービング・咬合
歯科疾患の慢性的な特徴
歯科疾患は長期に永続的な疾患である。
ゆっくり不可逆的に進行する疾患である。
後遺症や能力低下がみられる疾患。
完全治癒がない疾患。
患者の訓練参加が必要な疾患である。
歯周病においては、治療中・治療後においてもプラークコントロールや定期健診が必要で永久的なリハビリテーションが不可欠な疾患であるため、半永久的な患者との関係が必要となる。
従って、患者との信頼関係は不可欠なため、患者の性格・体調・年齢・経済事情を考えた付き合い方が重要となる。
患者との信頼関係の構築には時間がかかることであり、会話のマナーが重要となってくる。
歯科治療において、治し方が先行して治り方をおろそかにせず、どんな状態がゴールなのか回復目標のイメージが重要であること。
などの講演でした。