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私の人生を変えたこの1枚

2011.04.28

WILD & PIECEFUL/KOOL & THE GANG

かれこれ、36年ほど前の私が中学生の時、たまたま夜12時過ぎまで起きて姉と居間にいたある晩。
洋楽好きの姉が「JUN&ROPE」提供の”SOUL TRAIN”にテレビのチャンネルに切り替えました。
そこで見たものは、ステージでラッパを振り回しながら演奏している黒人グループの画像でありました。
まるで、スピルバーグ監督「ブルースブラザース」の一場面の、教会でJAMES BROWNがゴスペルを歌っている姿を見た主人公が、雷を打たれたかのような、電撃的なしびれを私も受けたのでした。
”FUNKY”という言葉すら知らなかった私は、この時すぐに体でFUNKを感じ、脳天にドカン!
姉にこのグループは誰がと尋ねたところ、KOOL & THE GANG
くちパクではありましたが、演奏していたのはJUNGLE BOOGIE
ペットの音は、さながらアフリカ像の吠える声、ボーカルはまるでゴリラ、フィニッシュは原住民のおたけび、まさにジャングル
これを機に私は、BLACK MUSICにどっぷり浸かっていったのでありました。

アルバム紹介
’79 後半にリリースしたLADIES NIGHT以降の軟弱で、まるでリードボーカル ”J.T.”のポップスバックバンドに成り下がったグループとは、大違いのJAZZ FUNK アルバムの決定盤!

A-1 FUNKY STUFF (’73 8月 Billboard Hot Soul Singles NO.5)
HIP HOPネタでもよく使われていたホイッスルで始まる有名な曲。
ほとんどInstrumentalでご機嫌なFUNKY NUMBER
A-2 MORE FUNKY STUFF
FUNKY STUFFの7inchのB面の曲で、長いイントロの後いきなりホーンセクションが始まる一瞬が、カッコいい
A-3 JUNGLE BOOGIE(’73 12月 Hot Soul Singles NO.2)
なんでこの曲がNO.1にならなかったの!
FUNKY MUSICの中では、私のBEST10内間違いなし
A-4 HEAVEN AT ONCE
JAZZYな曲に語りが入ったミディアムスローナンバー
ミッドナイトという感じで、深夜に聞くと心が落ち着きます。
A-5 HOLLYWOOD SWINGNG(’74 4月 Hot Soul Singles NO.1)
7A3のCOOLIN’ IN CALIのHIP HOPネタでも再復活した曲で、ベースのビートとボーカルもノリノリのカッコいいナンバー
B-1 THIS IS YOU, THIS IS ME
アップテンポのナンバー、いまいち。
B-2 LIFE IS WHAT YOU MAKE IT
これもアップテンポだが、A-1とは違いJAZZYなFUNKで、渋くてのりがいいカッコいい曲
B-3 WILD & PIECEFUL
アルバムタイトルにもなっている9分のINSTURUMENTAL
ミディアムテンポだが、どっぷり落ち着き、メンタルなのに曲の長さを感じさせない1曲。
夜中まで、FUNKを聞きまくった後に、かけると最高!

以上、独断と偏見による評論でしたが、バラード好きの方にはチョットですが、FUNKY BANND好きの方には、是非お勧めの一枚です。