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愛犬どんぶりと初めての旅行

2015.07.23

7月19日(日)と20日の海の日に1泊2日で、山梨県の山中湖にある“ドッグリゾートワフ”に妻と私と愛犬のどんぶりと3人で行って来ました。
ペット同伴専門のリゾートホテルです。
ペット同伴で泊まれるリゾートホテルで、しかもイヌ用のプールがあるところがあると聞いて、このホテルをネットで探し、3か月ぐらい前から予約していました。

朝6時に八潮の歯医者から出発して、首都高速はスイスイでしたが、やはり東名高速は東名青葉から御殿場までずっと渋滞でノロノロ運転でした。
今回もどんぶりを車に乗せるため、猛暑日なので車内の冷房はハイパワーにしなければなりません。妻はダウンジャケットにバスタオル、私はフード付きのジャンバーを着て乗り込みました。
どんぶりはというと、こんなに冷房ビンビンでも暑がってよだれだらけです。運転席と助手席の方まで顔を突き出すので、どんぶりのよだれが我々の頭や顔にかかり、そこにエアコンの冷気で顔が冷たくて・・・さらに寒くなりました。

12時ごろようやくホテルに到着しました。ホテル内はいろいろな犬種のワンちゃんでいっぱいでした。
犬好きの人にはたまりません!
そして館内の施設にびっくりしました。広いドッグランがいくつも在り、体育館なみの広さの室内ドッグランまでありました。
プールは、25メーターの室内プールと屋外にも小型犬用の小さいプールがいくつかありました。

ところで、どんぶりはカナダのニューファンドランドという犬種です。
このニューファンは、カナダでは水難救助犬として活躍しています。前足と後ろ足に水かきがついていて、泳ぐのは大得意、水が大好きな犬種です。
なので私たちは、さぞかしどんぶりはプールで大喜びして遊ぶと期待していました。
しかし、どんぶりにしつけをしているドッグトレーナーさんは、今度プールに連れて行くことを話すと「どんぶり大丈夫かなー」と心配していました。
どんぶりは気が小さく、大型犬が怖いらしくて大型犬には近づきませんし、梅雨時にはガマガエルの鳴き声が怖いと、稲荷町の葛西用水の散歩道に行くのも躊躇したぐらいです。

ホテルで昼食をとって、さっそくどんぶりを連れてプールに行きました。
プールでは、たくさんのワンちゃんたちがボール遊びやプールに飛び込んだりして、みんな楽しそうにはしゃいでいました。
どんぶりもはしゃぐと思いきや、なんか様子が変です。プールサイドに近づこうとしないのです。
しょうがないので、リードを引いてプールサイドに引っ張ると、頑として動こうとしません。
今度はおしりを押して無理やりプールの浅瀬に入れると、すぐにプールサイドに上がってしまいました。
なんとニューファンのくせに水が怖いみたいです。
一度泳がせれば、ニューファンのDNAで泳ぎが楽しくなるだろうと、今度は前足をもって強引にプールの中に引きずり込みました。
なんと頭から沈んでいきました。
しばらくすると浮上してきたので、泳ぎだすかと思ったら前足を上にバタバタともがき始めました。
ニューファンが溺れたのです。
もがきながらすぐにプールサイドに上がってきて、更に頑と動かなくなりました。
しょうがないのでこのプールで泳がせるのは諦めて、小型犬用の超浅いプールに連れて入れましたが、ヤダといってすぐ出てしまいました。

仕切りなおして今度は、売店で犬用の浮き袋を借りて再度チャレンジ。
やはりかたくなに水に入るのは拒みましたが、またプールに引きずり込み泳がせました。
今度は浮き袋があるので溺れず犬かきを始めましたが、やはり怖いようでプールサイドに向かっていこうとしました。どうにかこうにか方向転換して泳がし続け、途中で浮き袋を外しました。
またアフアフして溺れそうになったので、仕方なくプールサイドに上げました。
一体、誰のために何のために何時間もかけて、ここまで連れてきたのか...

夕食をすまし外のドッグランに行き他のワンちゃんたちと遊ばせようとしましたが、小型犬には近づくものの、やはり大型犬には近づきませんでした。
ジャイアントプードルの飼い主さんが、どんぶりに近づいてきてかわいがると、そのプードルが焼きもちを焼いて、どんぶりにアタックしてきました。
どんぶりは、驚いてずっこけてひっくり返ってしまい、体制を整えて全速力で逃げていきました。なんと逃げ足が速かったこと。
全く情けない、ニューファンです。
部屋に帰ったら、安心したのと超疲れたのとで、いびきをかいて朝まで爆睡です。

次の朝は山中湖を散歩しましたが、かわいそうなのでプールには連れて行かず、ドッグランに行き中型犬がどんぶりと遊ぼうと誘ってきましたが、また怖がって逃げまくっていました。
帰りも超渋滞で午前11時に出発しましたが、八潮に到着したのは午後4時になりました。
どんぶりはこの2日で色々なことを体験してクタクタでその日はご飯も食べずに、次の日の夕方まで寝まくりました。
ドッグトレーナーさんにそのことを報告すると、「泳げないニューファンがいてもいいんじゃないですか。」と笑いながらフォローしていました。