大口式インプラントアドバンスコース受...
2016.10.09
本日、OAM(大口式)インプラントアドバンスコースを受講してまいりました。
通常インプラントを埋入する場合は、数種類の太さのドリルを使用してインプラント窩を広げてインプラントを埋入しますが、この大口式インプラント埋入法ではほとんどドリルを使用しないで、オーギュメーターという特殊な器具でドリリングすることなくインプラント窩を拡大してインプラントを埋入するという方法です。
すでに当クリニックでは、この大口式埋入法を導入しておりますが、さらなる新しいテクニックが開発されたという事で、新技術を導入するためアドバンスセミナーを受講してまいりました。
この方法の利点は、
●幅のない骨でも骨造成をせずにインプラントを埋入することができること
●骨密度がない脆弱な骨をオーギュメーターで圧縮することによって骨密度を向上させてインプラントを埋入することができる。
●それによりインプラント埋入時の初期固定も良好になる。
●ドリリングでは起始点を移動することはできないが、この大口式では骨を移動させることができるので、起始点を移動させて理想的な位置にインプラントを埋入することができる。
●ほとんどドリルを使用しないので、ドリルによる振動がないので患者の恐怖感が軽減される。
●欠点としては、ドリリングによる埋入より時間がかかる。
講師は鈴木光雄先生です。
デンタルデザインクリニック院長
OAM(大口式)先進インプラント公認インストラクター
OAM(大口式)先進インプラント認定医・指導医
ドイツ・アルタテック社公認・カムログインプラントインストラクター
オステムインプラント公認インストラクター
日本顎咬合学会指導医
〈内容〉
●オーギュメーター拡大時による骨裂開の防止法
マイクロイニシャルバーを使用したポーラステクニック
ボーンスリッター2による骨の頬舌的拡大方法
●オープンメンブレンテクニック シトプラストの使用方法
●多血小板フィブリンCGFの様々な応用方法
●上顎洞挙上術 ジグリングオステオトームによるソケットリフト法
〈実習〉
●豚顎骨を使用したポーラステクニックとボーンスリッター2によるインプラント埋入実習
●豚顎骨での抜歯即時埋入
●豚顎骨でのシトプラストを用いたオープンバリアメンブレンテクニックと垂直マットレス縫合変法