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インプラントオペ初体験

2016.03.17

本日は私が患者として、インプラントオペを初体験しました。

執刀医は、ストローマンジャーパンの講師をしていらっしゃる高橋恭久先生です。
当クリニックに出張オペをしに来ていただきました。
医療法人慈世会 理事長
ITI SCHOLAR
AOS JAPAN 最高顧問
鶴見大学歯学部口腔顎顔面インプラント科講師
韓国KyungHee大学口腔顎顔面インプラント科准教授

当クリニックからは、インプラントオペアシストの研修のため衛生士の戸羽とアシスタントの小島が参加しました。
埋入部位は、左下の第一大臼歯と第二大臼歯の2本です。
埋入インプラント体は、ストローマンのティッシュレベルインプラント テーパードエフェクトSLActiveです。
当クリニックでは、20年ほど前からストローマン社製のティッシュレベルインプラント体を使用しています。
このストローマン社製のティッシュレベルインプラント体を選択した理由は、その20年前の患者様に埋入したインプラント体が、現在でもほとんど骨の吸収がなく問題なく機能しているからです。
当時は、まだこのSLAももちろんSLActiveもなくTPSというインプラント体でしたが、それでも20年経過して予後が良好です。
昨年さらに進化したSLActiveが日本で認可されたため当クリニックでも導入し、自分に埋入するインプラント体もこのストローマン社製のSLActiveにしようと思っておりました。

オペは、さすがにストローマンのインストラクターである先生だけに敏速かつ的確に行われ、無事終了しました。
高橋先生は週に1度程度、いろいろな歯科医院でインプラント出張オペをされているそうで、一緒にいらした衛生士さんも準備や後片付けの手際が良く、準備から手術そして後片付けまで1時間程度で終了しました。

自分が患者になった感想としては、麻酔をすると麻酔液に含まれているエピネフリンの影響で、まず脈が速くなりますが、しばらくすると正常の脈拍に戻ってきます。
もちろん術中の痛みはありませんが、ドリリングの振動は感じられ、まるで道路の工事現場にいるような振動を感じました。
ドリリングの際の生食水は、かなりしょっぱいのではと思っていましたが、ほとんど気になりませんでした。
術後出血もなく、3時間後麻酔がきれてきましたが埋入部位の痛みはほとんどなく、その後関連痛(手術部位ではなく別の場所が痛く感じる痛み)が起きたため、痛み止めを1錠飲んだだけですぐに治まりました。
今まで私がオペをした患者様の感想とほとんど一致しました。
わたしの歯牙喪失の経緯は、次回のブログで発表します。

今回のインプラント実体験は、インプラントを行う歯科医師としては、患者様の気持ちが十分に理解でき大変良い勉強になりました。
また、今回手術をしてくださった高橋恭久先生に御礼申し上げます。