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HIP HOP の原点のアルバムです...

2013.04.03

歯医者さんに関するかたいブログが続いたので、今回は、私の趣味のブログを更新したいと思います。
これまでに複数の患者様に私の趣味であるブラックミュージックに関して、お声をかけていただき、大変うれしく思っており、久しぶりにSOULに関するブログにしました。

このレコードジャケットは、’79にリリースされたFATBACKの”FATBACK XII” です。
多くのSOUL ファンは、SUGARHILL GANGの”Rapper’s Delight” が、Rapとしての世界初のファーストリリースの曲と勘違いしているようですが、ご存知の方もいらっしゃると思いますが、このアルバムのシングルヒット曲である “King Tim III” こそが、Rapとしての世界初のファーストリリースの曲なのであります。
当時はRAPと呼ばれ、現在のHIP HOPのルーツの中のルーツです。
もともとRAPは、黒人の子供たちの言葉遊びから始まったそうです。
私が思うにFATBACK(旧 FATBACK BAND)は、常に新しいものを取り入れるBANDで、
当時、通常のアーティストは年に1枚のアルバムリリースに対して、FATBACKは、新しい踊りにあった曲に対応して、年に2~3枚のアルバムを出しているのです。
この”King Tim III”は、いち早くRAPを取り入れ、’79年10月6日付でBillboad Hot Soul Singles で26位まで上昇しました。
この曲を初めて聞いた私は、曲の途中でいきなり、RAPが始まるというこれまでにないFunkyで黒っぽい曲で、このカッコよさは何なんだと鳥肌が立ちました。
そして、リリース直後からこの曲は、DJやSOULファンたちの注目を集めていました。
当時学生であった私が通っていた本牧のDISCO ”LINDY”〈今ではCLUBと言わなければバカにされてしまう〉のDJは、すべてBrother(黒人)であったせいでもありますが、この曲をガンガンかけていました。
一般のDISCO ファン(ミーハー)にとっては黒すぎるのか受けは悪く、この曲は六本木ではほとんどかかっていなかったように思います。
もし機会があったらHIP HOP好きの方は、この曲を聞いてみてください。HIP HOPの原点です。

このジャケットは、私がまだ学生であった’83年にFATBACKが来日した際、このアルバムを片手にズケズケと楽屋に入っていき、メンバーたちと一緒に写真を撮り、サインをしてもらったものです。(院内に展示しておりますので、ご覧ください。)
私にとって、これだけでも夢のようなことでしたが、この後もっとすごいことが起こったのです。
そのお話は、またのブログで。